腰椎椎間板ヘルニアの最新の手術について
みなさんこんにちは。
あいわ鍼灸治療院の近藤です!
今回は腰椎椎間板ヘルニアの最新の手術について鍼灸師としての観点で紹介していこうと思います。
・椎間板ヘルニアとは
そもそも椎間板ヘルニアってどんな病気?
と思う方もいるかと思います。
ほとんどの方はこのページにたどり着くまでに色んな情報を見て理解している方が多いと思いますので、簡単に説明させていただきます。
椎間板というのは椎骨(背骨)と椎骨の間にあるクッションのような働きをする組織の事を言います。
背骨は常に体重を支えているので、常に負担がかかっている状態にあり、ここが潰れてしまうと、中身が飛び出して椎間板ヘルニアとなってしまうのです。
椎間板ヘルニアになってしまうと、腰痛に加えて、足の方にも痺れや痛みを伴ってしまい、重症の方では歩く事すらままならない方もいます。
・従来の手術方法
椎間板ヘルニアには様々な治療法がありますが、今回は手術に限定して話を進めていきます。
従来の手術の方法はとても単純で、背中を数センチ切開して、原因となる椎間板を直接取り除いてしまう方法です。
この手術には、3週間〜1ヶ月程度の入院が必要となってしまう事がほとんどで、リハビリも必要となります。
今、病院でもこの手術方法をオススメする先生はほとんどいないと思います。
この方法を勧めてきた場合は、病院を変えた方が良いかも知れません。
この手術を受けた方の中には、辛い入院生活とリハビリをしたのに、治らなかった方や再発してしまった方もいます。
この手術方法でやろうとお考えの方は一度お考え直しいただきたいです。
・最新の手術方法
最近の医学の進歩はすごいもので、椎間板ヘルニアの手術は日帰りで行えるみたいです。
その方法は、レザー手術になります。
簡単に言うと、ヘルニアになっている椎間板をレザーで焼いてしまうわけですね。
この方法だと、傷も小さくて入院期間も短くて済みます。
さらにリハビリなども基本的には必要ありません。
ただ、こちらのレザー手術を行っても、やはり治らない方や再発してしまう方もいるようですね。
さらに現段階では、この手術は保険適用外とされていて、手術費用を全て自己負担しなくてはならない為、数十万円〜数百万円という大きな経済的負担になってしまいます。
従来の手術も最新の手術もメリットとデメリットがあります。
手術をお考えの方はしっかりと考えてから答えを出してください。
また当院に通っていただき、手術をしなくても済んだ方もいらっしゃるので、手術以外の治療法も視野に入れていただくと良いと思います!