名古屋市の椎間板ヘルニア専門鍼灸院「あいわ鍼灸治療院」」

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初めての鍼灸治療その2鍼灸はなぜ効く?

初めての鍼灸治療その2鍼灸はなぜ効く?

こんにちは。
前回は、鍼灸の「痛い」というイメージに関して、それを和らげるような仕組みや痛いと感じる原因についてお話しさせていただきました。
さて今回は、そもそもなぜ鍼灸は体に良い影響をもたらすのか、なぜ効くのか、という仕組みについてご紹介したいと思います!「鍼灸が良いとは聞くけど、どのような仕組みか分からないし、不安!」という方も多いのではないでしょうか。今回の記事がそのような方の不安を和らげるものになれば幸いです!

■鍼が体に効く仕組み
まずは鍼がなぜ体に好影響を与えるのかをお話しします。
それは、主に筋肉の収縮運動によって引き起こされるためです。鍼を体に打つことで、固まっていた筋肉は収縮を始めます。この収縮の後、徐々に硬さが取れていき、(筋緊張がとれた状態)血液やリンパの流れがスムーズになります。この血行などの流れの改善が、その人の自然治癒力を高め、結果として体に好影響をもたらすのです。
また、皮膚に起こった刺激が、信号として脊髄に送られ、その反射として筋肉や血液、臓器などに良い影響をもたらすという事例もあります。
ここまで鍼が体に好影響を及ぼす仕組みについて説明してきましたが、実のところ、より詳細な部分はいまだに解明されていないというのが実情であり、中には東洋医学でいう「気」が関連していると考える方もいるようで、人によって考え方が異なるようです。
長い歴史を持つ東洋医学のメソッドを、現代の西欧医学が科学的に懸命に証明しようとしているということですね。

■灸が効く仕組み
では次に、お灸がなぜ体に効くかについて見てみましょう。
これについて簡潔にお答えすると、「お灸が与える熱が、皮膚やつぼを刺激して血行を改善するから」という回答になります。専門的な言葉を用いれば、ポリモーダル受容器という部分が熱によって刺激され、血液の循環を良くするということです。
そして、このお灸の仕組みについても、古くから確実に多くの症状を治してきたのとは裏腹に、科学的な根拠はまだ明らかにされておらず、研究が進められている途中です。

いかがでしたでしょうか。
このように、効果は確実に実証されているのにその仕組みやメカニズムに明確な科学的根拠が与えられていないのが鍼灸の特徴と言えるでしょうか。
しかし、現代の西欧医学での説明が十分ではないからと言って、古くから伝わる東洋医学の実績への信頼は揺らぐことはありません。その効果を疑う前に、ぜひ、一度その効果を実感してみてください!