原因は身近に?椎間板ヘルニアとは
ある日突然腰が痛み出し、病院に行ってみると椎間板ヘルニアと診断されてしまった…、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
痺れや痛みを伴う椎間板ヘルニア。一刻も早く治したいものですよね。では、なぜ椎間板ヘルニアになってしまうのでしょうか?
治療法を考える前に一度、その原因について理解を深めてみましょう。
そもそも、椎間板ヘルニアの発症原因としては、遺伝的要因と外的要因が挙げられます。
今回は、特に外的要因についてみていきましょう。
○その1 日常生活
長時間に渡る運転や、趣味のゴルフやテニス。ありふれた日常の場面ですが、こういった些細なことがきっかけで、椎間板ヘルニアになってしまうことは少なくありません。
掃除機がけや台所仕事など、長時間同じ姿勢を取り続けてはいませんか?
他にも、同じ座るという行為をとっても、正座よりもあぐらの方が腰にかかる負担は大きく、イスが高すぎても負担がかかってしまいます。
また、何度も腰を強くひねるゴルフやテニスも、背骨に負担をかける要因の一つです。
○その2 椎間板・骨の老化
椎間板は本来弾力性を備えた、いわばクッションのような役割を果たしているのですが、上記のような日常的な行為が重なると、年とともに老化し、弾力が失われていく椎間板に衝撃や圧力を与えていきます。
そして、それに耐えられなくなった時に、椎間板ヘルニアが発症するのです。
また、骨も老化していくものです。歳を重ねたり、カルシウム不足であったり、原因は様々ですが、この脆くなった骨になんらかの衝撃をかけてしまうと、椎間板を潰すなど、損傷させる恐れがあります。
これも椎間板ヘルニアにつながる要因の一つです。
○その3 姿勢・骨盤の歪み
これも非常に多い原因の一つなのですが、姿勢が悪かったり、骨盤が歪んでいたりすることもきっかけになり得ます。
姿勢が悪いと、それを支えようとまた別の部分が歪み、さらに他の部分のズレに繋がってしまいます。
これらを放置すると、背骨に負担がかかり、椎間板ヘルニアを引き起こしてしまうのです。
以上のような原因は、一時しのぎではなく、根本的に治していかなければなりません。
例えば、手術をしても、同じような行動を繰り返していると、再発してしまうかもしれませんよね。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
次回は、原因からの対処方法として、鍼灸院がオススメな理由についてご紹介します。