名古屋市の椎間板ヘルニア専門鍼灸院「あいわ鍼灸治療院」」

名古屋市名東区社台1-103 ベルシャトー社台1F

052-769-4777

News

天気が悪いと痛くなる??天気痛の原因とメカニズム

天気が悪いと痛くなる??天気痛の原因とメカニズム

みなさんこんにちは!

 

最近は暑い日が多く毎日のように熱中症のニュースがやっていますね!
本当に気をつけて下さい!

 

今回は天気に関するお話をしていきます!

 
昔から「天気が悪いから今日は体が痛い」なんて話があると思いますが、実は気のせいではないのです。結論から言うと、気圧に関係しており、気温にはあまり関係がないと言われています。

この症状は病気という分類ではないですが、「天気痛」と名前がついており病院にかかっても治らないことが特徴かと思います。
あまり明確な共通点はないようですが、骨折や神経痛を伴う方に多いように感じます。特に印象的なのがリウマチや関節痛ではないでしょうか?関節や筋肉に鈍い痛みが出るようになり、黙っているよりは動かしているほうが気がまぎれるなど、自発的な鈍痛が出現します。

では、どのようなメカニズムで起きているか考えていきましょう。いろいろな説がありますが、最近言われている気圧に注目していきます。
まずは関節の圧力の話をしていきます。
関節は関節包と言われる袋に覆われ、その中を滑液という潤滑油のような液体で満たされています。この関節包の中が陰圧(吸いつく力)なので、関節面が大きく離れることがなく一定の距離を保ってくれています。
ですが、天気が悪いときは大気の気圧が低いことが多く、相対的に関節包の中が陽圧(ふくらむ力)になってしまいます。吸いつく力からふくらむ力になり、数ミリ離れるだけで動きにくさや鈍い痛み(俗に言うやみ)が出てくるので、動いていたほうが滑液の生産・吸収と筋収縮による関節面の接近で正常の位置に戻るので楽に感じると言われています。一言でいうと、関節機能障害と言われる状態です!

以前は耳の中にある内耳の圧力変化や交感神経の興奮などと明確な変化を観測できない範囲の憶測が常にありましたが、カナダの大学の研究では関節の圧力が大きく関与していると報告されています。

自分でできる対処方法はラジオ体操のような軽く動かす程度の運動と38°程度のぬるま湯につかることが良いとされています。
また、関節機能障害なので関節内を対象にした施術・治療で改善が見込めます。症状が続く場合は他の要因もあるので、鍼灸院や病院へ相談したほうがベターな選択です。
 

基本的に医療の常識は刻一刻と変化して、正しさが一貫していない現状です。
来年にはまた違う答えになる可能性もありますが、現状での最新情報を紹介してきました。身体のことははっきりとわかっていないことが多く、予防や完治が難しい分野ですが、施術・治療する側も少しでも良くしたいという気持ちで努力を重ねているので、まずは試してみて結果を教えてくれると幸いです。

 
最後まで読んでいただきありがとうございます。