椎間板ヘルニアに筋トレは効く?腰を支えるインナーマッスル
椎間板ヘルニアに筋トレが効くと聞いたことはありませんか?
「腰が痛いのに激しい運動をしたら余計症状が悪化するでしょ…」と思うかもしれません。
確かに、椎間板ヘルニアに限らず腰の痛みを持っている場合には激しい運動は避けるべきでしょう。しかし、椎間板ヘルニアの改善に筋肉を鍛えることは効果があります!ただし、腹筋や大胸筋のようなアウターマッスルではなくインナーマッスルを鍛えなければなりません。
そこで、今回は椎間板ヘルニアを改善するための筋肉の鍛え方をご紹介します。
■インナーマッスルとは
筋肉には、インナーマッスルとアウターマッスルの2種類があります。
インナーマッスルとは体の中心にある近い小さな筋肉たちのことで、関節が外れないように固定することを主な目的としています。
一方アウターマッスルとは、体の外側を覆っている筋肉で、瞬発力の必要なスポーツや無酸素運動に使われます。いわゆる筋トレで鍛えられるのはこのアウターマッスルです。
椎間板ヘルニアを改善したい方が腹筋やスクワットをしてもあまり効果がありません。
むしろ、慢性的な痛みを抱えている場合、背骨(体幹)を大きく動かす動作は負担になるので、アウターマッスルの筋トレをすることで症状が悪化する恐れがあります。
■椎間板ヘルニアを労りながらインナーマッスルを鍛える
椎間板ヘルニア改善のためには、アウターマッスルではなくインナーマッスルにアプローチする必要があります。
インナーマッスルを鍛えることは腰を支える力を強くすることです。
腹横筋や骨盤底筋、多裂筋を鍛えると、腹圧を上げられ、結果的に腰椎の圧迫を抑えて椎間板が飛び出さないように促せます。
先ほど話したとおり、体幹を大きく動かす運動は症状を悪化させるので、インナーマッスルを鍛えているとしてもそのようなものは避けなければなりません。おすすめのトレーニングとしては、寝た姿勢でインナーマッスルが鍛えられるものがあります。
寝た状態なら体幹を大きく動かすのは難しいので腰を守れるのです。
ただ、どこをトレーニングするのか、あなたにとってのポイントはどこなのかはなかなか分からないため、トレーナーの指導を受けることをおすすめします。
■まとめ
椎間板ヘルニアを改善するためには、「筋トレ」といってもインナーマッスルを鍛えるものが効果的です。ただ、分からずに動かすとかえって腰を痛めることがありますので、プロの指導を受けることをおすすめします。
その他にも、あなたの椎間板ヘルニアの症状を改善するのに、鍼灸の力も活用できるかもしれません。
鍼灸は痛いのではないかという不安は不要です!
ご興味のある方は下記の「あいわ鍼灸治療院」にお尋ねください。
http://aiwa-sinkyu.com/